Eclipse

Java のプログラムを書いていて,しかも public class が複数存在するというような場面では,ファイルの管理が煩雑になる(ことがある)などの理由から Eclipse を使っている.ただ,せいぜい数千行規模のコードしか書くことはないため,個人的には JDT だけあれば事が足りる.Mylyn も XML Editor も PDE も必要がない.ところが,JDT だけが含まれるようなパッケージは(少なくとも公式には)提供されていないため,これまではしぶしぶ Eclipse Classic をインストールしていた.

ところが,Eclipse 3.4 をインストールするときに,方法がないものかと改めて調べているうちに,どうやら Eclipse Platform Runtime というパッケージを利用すればいいことがわかった.これは,いわばまっさらな Eclipse とでもいうべきパッケージで,これと JDT Runtime をインストールすれば目的の環境が得られる.見方によっては Eclipse の低機能版をわざわざ作っていることになるが,自分の思いどおりのことができたので気分がすっきりした.

ところで,気取って 64bit 版をインストールしてみたのだが,思わぬ落とし穴があった.Subversive SVN Connectors のうち JavaHL が使えないのである.最初はどうして動かないのか見当もつかなかったが,いろいろ考えているうちに,JNI の部分が 32bit だから動かないのではという考えにいたった(正しいかどうかは検証していない).

〔補足〕 ちなみに JDT は Java Development Tools の略で,きっと Eclipse の利用者の大部分がお世話になっているであろうプラグインを指す(最近は他言語での開発でも広く利用されるようになったので必ずしもそうではないかもしれない).