ICPC 国内予選

前回の冬合宿に参加した MPI がまさかの予選敗退(採用順で 11 番目なので学内予選は不成立).私はこのチームしかコーチをしていないので旅費受給の権利をおそらく失った.コンテストのお手伝いになるという裏道は残っている気はしないでもないが,名目上は 40010 と OTH のサブコーチになっているので,そちらで参加することになると思う.というか,お手伝いを依頼されても,チームの一員として正式に登録されている以上は,公平性の観点からよろしくないので,断ろうと思っている.

客観的にみれば,本学からは 3 チーム通過した.記憶が確かならば,枠が広がった昨年度は別として,おそらく会津大会(2003)以来の快挙である.もっとも,今年度は(昨年度に比べて)ライバルの数がそれほど多くなかったことに助けられた面もないことはないが.そういえば,今年度の開催場所はどこだったかなw

開始から一段落したところで,本学のコーチたちが集まって(競技部屋とは別の部屋で)解法などについて議論して,「C/D はわずかに難化しているが,昨今の競技者のレベルを考えれば,3 問正答は予選通過に必須だろう.」「E/F はかなり易化したので,トップは確実に全問正解するだろう.」という意見でおおむね一致した.果たして結果はそのとおりになった.

昨年度までは 3 問正答すれば(その大学でトップであるかぎり)通過できたが,枠が小さくなった影響だろうか,今年度はおそらくは中央付近で切られることになりそうである.ここ 2〜3 年はずっと主張していることだが,最近は相応の実力がなければ予選を通過できなくなった.「解答数が 1 問であっても解答時間が早ければ予選を通過できる」という時代から ICPC に参加している人間としては,とんでもない進歩をとげていると思わざるを得ない.