物欲

「日本経済に金を回す」という言い訳のもと,気になっていたが,必要性を感じていなかったために買い控えていたものを,このひと月の間に一気に購入した.おかげで結構なお金を使ってしまった.

XOOM

アプリケーションがわりと頻繁に落ちるのが目につくが,全体としてはわりといい端末であるように感じる.iPad は使ったことがないのでなんとも言えないが,ほかの人によると,iPad 初代に比べると相当速いらしい.

まあ,使い道はあまりないが,PC の電源を全部としてしまったあとで,ちょっと(携帯よりも大きな画面で)ウェブページを確認したい,あとは(一応 ssh の端末にはなるので)ちょっとサーバーの様子を覗きたい,とかいった場面では使えるかも.電池はそれなりに持ちそうなので,飛行機の中とかでも暇潰しの道具にはなりそうだが,そもそもインターネットの接続もないところで暇を潰せるかは微妙な感じがする.

ちなみに,実はこの投稿は XOOM でタッチタイピングしながら入力しているのだが,ミスタイプが極端に多いものの,ちょっとした文章ならばなんとか入力できるという印象である.

Intel Atom + NVIDIA ION2

最近は Windows ではウェブブラウジングと動画再生ばかりで,他のことはラップトップ *1 にインストールした Linux の上で作業することが多くなったので,実はこの組み合わせでも十分使えるのでは,ということで前から気になっていた.

Atom 単体ではおよそ実用に耐えそうにないが,NVIDIA のグラフィックチップ*2の動画再生支援があるので,プロセッサ単体の性能はほとんど必要がなくなる.

とはいえ,わざわざ低性能なマシンに手を出すだけの十分な理由はなかった*3わけで,そのためずっと躊躇していたわけだが,「節電」という大義名分ができたことを機に D525 + ION2 ベースのマシンを組んでみた.

と,やけに長い前置きになったが,実際のところ「結構使い物になる」というのが個人的な印象である.まあ,性能が性能だけに「きびきび」と動くことはないが,実用に困らないぐらいの速度では動作する.ちょっと使い続ければすぐ慣れる.

動画は Full HD でも再生できる(少なくともひどいコマ落ちはなかった). Microsoft Office 2010 は,多少もっさりとした感じはあるが,実用には耐える.冗談半分のつもりで Visual C# 2010 Express なんかも試してみたが,使おうと思えば十分に使えるのでは,というレベルで動いたのでびっくりした.仮想化機構(VT-x)がないので Windows Virtual PC は動かないが,VMware を入れれば Windows XP Mode すらも実用に耐える速度で動作する.

もっとも,最近の Micosoft の製品はハードウェア支援による画面描画を行っているはずで,その恩恵を受けている部分があるかもしれないので,ちょっと古い製品はかえって遅いかもしれない.Windows XPAtom よりも遅いプロセッサを考慮にいれて作られたものなので,それなりに動作するというのは割と理にかなっている.

というわけで,とりあえず夏の間はこれを使おうかと思う. ハードディスクがうるさいのが気に入らないので,この連休のうちに SSD に入れ換えるつもりだが.

*1:ドッキングステーション経由で外付けのディスプレイとキーボードとマウスを接続している.

*2:といっても GeForce 210 相当.

*3:以前のデスクトップが結構うるさかったので何とかしたい,というのはあった.